ほどよく生きる

紛れもなく わたしの日常

地元を好きになれなかったのは

地元を好きになれなかったのは…

 

あまりいい思い出がなかったからかもしれない。

と、気づいた。

 

最近地元で楽しいことや嬉しいことがあり、(「好き」とまではいかないのだが)嫌な感じがなくなってきて、これはもしやそういうことかと思った。

 

場所と思い出ってリンクしていて、その場所に行くとその時のことやその時の気持ちを思い出す。多分、無意識のうちに出てくることもある。

何か特別なことがあったわけではない。

ただ、思春期の自己肯定感がめちゃくちゃ低かった時に、毎日通っていた通学路がある街。

信号に引っかかる度に、今飛び出したら死ねるんだろうか…とか、考えながら何年も過ごしてたんだから、そこを通ったり見たりしてもあまりいい気持ちになることはない。

もう年月が大分経ってるから、嫌な気持ちに引き戻されることはなくなっていたのだけど、気分よくとまではいかなかったのだ。

 

買い物する場所も公共スペースもそれなりに充実しているし、気さくに話せる友人もいるし、決して悪い場所じゃないのになんで好きになれないんだろう?

と、好きになれない自分に否定的だった。

 

夏頃から、好きになれない自分を受け入れて、無理に好きになろうとするのをやめた。

そしたら楽になって、前よりも地元での生活を楽しむことができるようになった。そして、段々いい思い出が増えていって、場所場所での記憶が上書きされていった。

今は、通った時にいい思い出の方が出てくる。

これからもっといい思い出が増えていくといいなと思う。

 

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