ほどよく生きる

紛れもなく わたしの日常

正論って難しい

昨年たまたま目にしたこのツイートがずっと引っかかっていて↓

名越康文 on Twitter: "どんなに正しくとも、言わずもがなのことを言われると、どこかに、微かに暗い反発心が湧いて来ることが人間性の核なのだ。 そこが無意識の行動の起点であることを見抜いていないならば、その人は結局自分の言いたいことを言っているだけの子どものだ。たとえそれが100%正しくとも。"

ちょっと難しくてちゃんと理解できてるかはわからないけど、

『それがどんなに正しいことであっても、言うまでもないことを言われると無意識のうちに反発心が湧いてくるのが人間なので、正論を言う時はそこを見越して言えるのが大人である。』

という風に解釈した。

 

自分の考えがはっきりしている時や根拠が明確な時、思ったことをついそのまま口に出してしまいそうになることがよくある。(実際に口に出してしまうことも。)

うーん、私は言いたいことを言っているだけの子どもなのか…

だとしたらどうすれば(どんな言い方や伝え方をすれば)大人になれるんだ…

と、結構もやもやしていた。

そんな時に福祉分野でコミニケーションの講師などをしている知り合いのnoteを読んで大人な伝え方をする方法がちょっと見えた気がした。

正義 VS ○○ ~ 正義の反対(敵)は悪!? ~ (正義で裁いていませんか?)|島田友和 /ワ☆ノベーション/やむなし心理学|note

「自分が正しい」と思ってる時って、「相手が正しくない。相手が間違ってる。」と思ってしまっていて、自分のことを客観視できなくなっている。

そんな時に「相手には相手の正しさがある」というのを思い出すことで、自分VS敵から別な正しさを持った対等な相手として見ることができる。

言い回しやタイミングは立場だったり忙しさだったり、その時々で変える必要があるでしょう。でも、ひとまず相手を敵だと思っていなければ(対等な関係だと思えれば)、それだけで伝え方は攻撃的なものでなくなると思うのです。

「たまたま自分とは違う考えを持っているだけ」と思うと、無理に説き伏せようとしたりしなくなるし、相手のことを知ろうという気にさえなる。

正論を言いたくなったり自分が正しいのに!と思った時は、一呼吸おいてこのことを頭に浮かべてみようと思う。

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