ほどよく生きる

紛れもなく わたしの日常

無料・匿名でHIV検査を受けてみた

12月1日は世界エイズデーでした。

2019年度「世界エイズデー」特設ページ | イベント情報 _ 世界エイズデー | API-Net エイズ予防情報ネット

12月1日から少し時間は空いてしまいましたが、世界エイズデーにちなんでHIV検査を受けた時のことを書いてみます。

 

HIVは、ヒト免疫不全ウイルスのことで、感染すると、無症候期(自覚症状がほとんどない期間。人によって期間は違うが数年程度。この間もHIVは体内で増え続ける)を経て、エイズを発症します。

 

HIVは血液や精液、膣分泌液などの体液に含まれ、性行為感染・血液感染・母子感染の3つの感染ルートがありますが、性行為による感染が圧倒的に多いです。

HIVについて詳しくは下記リンク参照。

HIV・エイズって何? | HIV検査・相談マップ

 

私がHIV検査を受けようと思ったのは、今まで確認したことがないから100%大丈夫とは言えないなという思いがあったから。(特別心配なことがあったわけではなく、結果も陰性でした。)

また、検査は全国の保健所で無料・匿名で受けられるのは知っていたけど、実際どんな感じで受けられるのか知らなかったから。周りの人に伝えるにしても、自分が知らないことには伝えられないと思ったのでした。

 

自治体によって予約の有無や実施頻度などが違うので、ここにはあくまでも一例として、私が住んでいる自治体での検査がどんな感じだったか書こうと思います。

 

①予約

予約が必要だったため、電話にて予約。

直近のところは埋まっていて、3週間後の予約が取れる。30分間隔で枠があり、そこから選ぶ。

日時が決まると場所の説明があり。プライバシーを守るため、保健所の中でも奥まったところにあるインターホン付きの部屋であることを教えてもらう。

匿名性のため名前ではなく電話番号のみ伝えて終了。

 

②検査当日

指定された場所に向かう。インターホンを押すと担当の出てきてくれた。

中には廊下があって、カウンセリングルーム(事前の説明と結果を聞く部屋)と採血する部屋がある感じでした。流れはこんな感じ。

「事前説明と簡単なアンケートに答える」

年代・気にかかることがあった日はいつ頃か・パートナーの居住地はどこか・コンドーム は使用しているか等、検査を受けに来た理由や現状を把握するための質問に答える。

それを元に担当の保健師さんと簡単な面談。対応してくれた方がフランクな感じでざっくばらんに話す。

「医師の問診」

簡単な体調確認。お医者さんもフランクな方でした。コンドーム の重要性についてのお話もありました。

「採血」

採血する部屋に移動して看護師さんに採血してもらう。

「結果を聞く」

結果が出るまで時間がかかるため一旦退出し、1時間半後に戻る。

保健師さんから結果を口頭で聞く。(証明書を発行することもできるが、それには保険証の提示が必要なため匿名で受けることはできなくなるとのことでした。)

陰性だったので結果はさらっと聞いて終了。ただ、個人的に性教育の活動にも関わっていたため、HIVや梅毒への感染者が増加している現状・検査結果を伝える際にどんな風に啓発活動されているかなどについても聞いてきました。

レポートとしては以上!です。

気になってはいるけどどんな感じかわからなくて不安な人も全く知らなかった人も、こんな感じなんだと知ってもらえるきっかけになればと思います。

 

最近梅毒の感染者も増加しているため、保健所によってはHIVだけでなく梅毒の検査も無料・匿名で合わせて受けられるところもあります。

詳しくは下記のリンクの検査・相談施設を探すから調べてみてください。

HIV検査・相談マップ 〜HIV・エイズ(AIDS)・性感染症の検査・相談窓口情報サイト

f:id:sdiffuse:20191209233643j:image