ほどよく生きる

紛れもなく わたしの日常

思わずおじぎをしていた

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少し寒い日の朝、なんとなくホットココアが飲みたくなって。

ちょこちょこ利用するカフェの近くを歩いていた時だったから、そこへ行こうと決めて足を運んだのだけど閉店していた。

閉店の理由は特に書かれていなかったけど、(外出自粛が呼びかけられている中)本当にガラガラだったから、コロナの影響を受けての閉店だと思われる。

最近はたまに利用する程度だったけれど、働いていた時に大変お世話になったお店だった。

朝が弱くて、なんとか起床して出るものの、しんどくて。そのままの流れで職場に行ったらしんどい流れをずっと引きずりそうだったから、そのカフェで仮眠を取らせてもらって出勤していたのでした。

飲み物を一杯だけ頼んで、キャップを深く被って仮眠して、気持ちを切り替えて職場に行く。

そのカフェがあることでどれだけ助けられたことか。

 

だから、閉店の貼り紙を目にした時に、ショックと共に感謝の気持ちが湧いてきて、手を合わせて思わずおじぎをしていたのでした。

「本当にお世話になりました。」と。

 

お世話になってるのって人だけじゃなくて場所もそうで、そういう場所がなくなると本当に悲しいし寂しい。

(感染対策と経済を回すことの両立とか)難しいことはわからないけれど、自分にできることがあったら小さなことでもやっていきたい。そうも思わされた出来事でした。

大切な場所って守っていかないとなくなっちゃうこともあるのだな。

 

人との思い出と同じように大切な場所の思い出も大切に胸にしまっておこう。