ほどよく生きる

紛れもなく わたしの日常

いっぺん死んでみるワークショップ

大分日にちが空いてしまいましたが、

先日、女医NOBUKOさんが開催している『いっぺん死んでみるワークショップ』に参加してきました。

生きて還れる臨死体験をして、今の自分と向き合う、今を生きるためのワークショップ。

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いっぺん死んでみるWS@ONLINE(6月上旬までの枠) | いっぺん死んでこい〜女医NOBUKOのブログ〜

実は1年前にも参加していたのですが、

『いっぺん死んでみる』というワークショップ - ほどよく生きる

今回ありがたいことにオンライン版のご招待があり、もういっぺん死んで(参加して)きました!

 

去年のと今年の感想がごっちゃになっちゃったけど、受けてみて感じたことをそのまま書きます。

 

もういっぺん死んでみて、この一年での変化を実感できた。

大切なものを書き出して、死にながら手放していくワーク。大切な思い出も、物も、人も、やりたいことも、大切なものが全然違うものになっていた。

人・物・思い出が変わったのは自分自身も自分を取り巻く環境も変わったからだと思う。

そして、やりたいこと。去年より自然な欲が出てきた気がする。去年のも嘘ではないけど、ちょっといいこと書こうとして自分の本心を出し切れてない感じだった(今思うと)。今年はそれが外れて、自分の欲のままに書いたから、小さなことやお気楽な内容が増えた。

 

あんまり深刻に考えなくなったのかもしれない。去年は、何かにしがみついてないと不安なところもあった気がする。

去年のワークで最後まで手放せなかったのは「自分の道は自分で決める」という生き方が書いてある色紙だったけど、今はもうそれが自分自身になったから、しがみつく必要がなくなった。

1年前にワークショップに参加して、ワークショップ自体から受けた影響も大きかったけど、他の参加者の方から受けた影響もすごく大きかった。

とても濃いメンバーで、圧倒されて(いい意味で)懇親会でも緊張して疲れたけど、その後もSNSで他の参加者の方の生き方や考え方に触れられて、ワークショップ後もどんどん変化が起きていった。

人生が変わるきっかけってそんなに多くはないと思うんだけど、人生変わったイベントでした。

参加してよかった。

だから、また参加した。

 

去年の心残りとして、(自分のメモの取り方が雑だったこともあり)ワーク後の死についてのお話の内容が飛び飛びにしか思い出せなかったというのがあったのだけどら、そこが今回はしっかり聞けてよかった。メモ大事!

おかげでいろいろ腑に落ちてすっきりした。

特に延命治療の話が印象深かった。

海外と日本の違いについて話されていたんだけど、日本では延命治療とされている治療の選択肢が、海外ではルールによって治療の線引きがされてる国もあって。

いろんな選択ができちゃう日本にいるからこそ、判断に悩むし問題になりやすい(親族間で意見が割れたりとか)という側面も持っているんだと知ることができました。

だから、「延命治療は希望しません」の一言では全然表現できない、話し合っておいた方がいいことにがたくさんあって、関係性にもよるし勇気も必要だけど話し合うのが大切なんだなということがわかりました。

まだ家族と話し合うのはハードル高いと感じるけど、まず自分がどうしたいか明確にしてこうと思ったのでした。

 

それと、尊厳を守るということが延命治療であったり死に方を考えるということにも繋がってくるんだなと。その人がしたいこと/大切にしたいことを尊重することで、尊重した選択ができるんだと。

そのためには、「自分が」どうしてあげたいかじゃなくて、「その人が」どうしたいのか/どうしてほしいのかを考えること(主語が誰なのかを考える)。本人抜きで決めていないか考えること(そのためにも会話できるうちに話しておいた方がいい)。

そして、「大切な人の大切なことを大切にできるように」するためには「普段から自分が大切にしたいことを大切にして生きること」が大切なのだと知ったので、その感覚を大事にしていきたいと思います。